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この本の意図するところ

 この本は会計を学ぶ学生向けではない。

 一般のビジネスマンの中には、会計や財務は苦手だ、という方も多い。一方で会計や財務は、グローバルで通用するビジネスの共通言語である。
 常に思うのは、会計や財務の本は、法的な背景もあり、しっかりたものでないといけない。逆にそれが一般ビジネスマンにはわかりにくく、面倒である。そもそも用語自体がわかりにくい・・・。
 この本の最初の狙いは、会計や財務が嫌いだ、仕訳から学ばないといけないのか・・・という一般ビジネスマンに向け、かつマネジメントでも役立つような内容は知りたい(構造的に理解したい)、会計や財務に興味を持った、という目的で書いたものだ。
 
 損益計算書は比較的わかりやすいが、貸借対照表はどうもよく理解できないという方が多い。よって、貸借対照表の生い立ちから、ビジネスにとってもっとも重要な見方である、資本コストとハードルレートなどに焦点を当てた。
 専門家の目からみれば、ふざけた本と見えるかもしれないが、会計の専門家では逆に書きにくい内容かもしれない。

 また、この本は戦略、マーケティング、マネジメント全ての要素を交えて書いた。戦略は戦略、マーケティングはマーケティング、会計は会計、組織は組織、マネジメントはマネジメント・・・と大学の科目ではないが、分けて学習しても、実際の経営は全てが繋がっている。だったら繋げてもよい。指標という切り口なら全て繋がると考えた。

 戦略やマーケティングを学習した後で、この本を読むと面白いかもしれない。(読者からその類の意見を多くいただいた)

 この類の本をいつかは書こうと思っていた。昔、総合化学会社から、ブランドランキングについて相談があった。だいたいブランドランキングの上位企業は常連さんだ。しかし、化学系(素材)は意外と少ない。もっとも生活に密着した素材ともいえるのだが、認識されにくいのか、高く評価されていないようだ。カジノ的な発想での将来価値の評価に偏重しすぎているのかもしれない。SRもISO化されたが、バランスをとった視座での企業評価を期待したいという思いがある。
 

経営指標の実践フレームワーク~もくじ~

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序章 経営指標の位置づけ

1章 社会的指標とマクロ指標

 1.スティクホルダーにとっての指標

 (1)労働者と株主との関係

 (2)倫理があっての経済

 (3)まずは社会的指標を見る

 (4)働く者にとっての社会的指標

 (5)株主にとっての社会的指標

 (6)地域にとっての社会的指標

 (7)公器としての企業の社会的指標

 

 2.マクロ指標

 (1)景気指標としてのGNI(国民総所得)

 (2)金利

 (3)商品相場

 

2章 売上という指標を考える

 1.売上の類似語

 2.売上を因数分解する

 (1)販売単価を上げるには

 (2)販売量を増やすには

 (3)継続率を高めるには

 

3章 利益を考える

 1.売上総利益と営業利益を見る

 2.事業利益(EBIT)を見る

 3.キャッシュを見る

 (1)キャッシュポジションを見る

 (2)キャッシュを活かす

 4.分岐点という指標を見る

 5.内製と外注バランスという指標を見る

 6.コミッティド・コストという指標を見る

 

4章 貸借対照表の貸方(右)と借方(左)を理解する

 1.貸借対照表を理解する

 (1)イタリア半島で貸方と借方を理解する

 (2)左と右の差が利益

 

 2.リスク・キャピタル

 (1)自己資本比率とDEレシオ

 (2)資産リスクからの逆算

 

 3.投下資本

 (1)様々な紙本利益率

 (2)総資産回転率

 

 4.EVAスプレッド

 (1)経済付加価値

 (2)EVAスプレッド

 

5章 共通言語、関係性、行動指針としての経営指標

 

 1.共通言語

 (1)組織に求められる経営指標

 (2)全員が記憶しておくもの

 (3)努力の程度を促すもの

 (4)求心力を持つもの

 

 2.関係性

 (1)地図上でわかる

 (2)重要性やウェイトがわかる

 (3)組織と個人を繋げるもの

 

 3.行動指針

 (1)アイデアと行動を喚起するもの

 (2)課題解決のための優先順位を示唆する

 (3)週または日で観測できるもの

 

6章 モデル指標

 

1.   7つのコンビネーション

2.  コンビネーション個々のモデル指標

(1)     ビジョン及びゴールのモデル指標

(2)     プロセスのモデル指標

(3)     製品やサービスのモデル指標

(4)     顧客及び市場のモデル指標

(5)     組織文化のモデル指標

(6)     人材のモデル指標

(7)     知とITのモデル指標

 

 3.指標作成のワークシート